日本の端っこってどこ? 離島を含めた場合、最北端は弁天島(北海道)、最東端は南鳥島(東京)、最南端は沖ノ鳥島(東京)そして、今回訪れた沖縄県与那国島の日本最西端の地です。
与那国の西の端・西崎(いりざき)
沖縄県与那国島はさつまいもが横になった形をしています。日本最西端なのはさつまいもの向かって左端。西の端、西崎(いりざき)にあります。沖縄の言葉で西は太陽が沈むという意味の「いり」、東は太陽が登るという意味の「あがり」。東崎(あがりざき)は以前こちらの記事に書きました。

日本で一番最後に沈む場所
ここはは日本で一番最後に沈む場所です。訪れた日にちは05月13日。時間は午後7時。夕暮れ時の7時なのにまだこんなに明るいです。6月後半から7月だと与那国島では夕日は午後8時過ぎに沈みます。8時まで明るいなんてびっくりですね。東京との時差は1時間ぐらいあるでしょうか。
日本最西端の碑
階段を登った先に灯台、そして灯台の近くに展望台と日本最西端の碑があります。東経122度56分01秒。北緯24度26分58秒。本当に日本の端っこ。思えば遠くへ来たもんだ。
晴れた日には台湾が見える?
晴れた日にはここから台湾が見えるそうですよ。台湾まではたったの111キロ。位置的には本州よりも台湾の方がずっと近い。それどころか石垣島と与那国島の距離よりも近いのです。でも残念ながらもう夕暮れだったこともあって台湾は見えず(※)。夕日に輝く海が息を呑むほど美しいです。
観光シーズンはカップルで賑わう
展望台からは与那国島の港や町を望むこともできます。波音を聞きながら夕日を眺めてのんびり。観光シーズンだとここはカップルで賑わうので(まあロマンチックだもんね)、独り者は覚悟して訪れましょう。
日本の端っこっていったいどこ?
さて冒頭で、最北端は弁天島、最東端は南鳥島、最南端は沖ノ鳥島、最西端は与那国島と書きました。ですがどこが端っこかというのはいろんな説がありまして……。
たとえば択捉島(エトロフ島:北海道)は「日本が領有権を主張している範囲で」は一番北とも言えます(ロシアさん、早く返してよー)。
各地にある日本の端
また最北端の弁天島、最南端の沖ノ鳥島、最東端の南鳥島は、民間人が上陸するのはかなり難しいため、最北端は宗谷岬(北海道稚内)、最東端は納沙布岬(のさっぷみさき:北海道根室)、最南端は波照間島(はてるまじま:沖縄)とする説もありますが、これらは本当に本当の端っこではないわけで。
民間人が自由に行ける端は与那国の西崎
つまり一般人が一番簡単に行けて、正真正銘端っこなのは与那国島の西崎だけです。最果ての地に行ってみたいと思った時は、ここをおすすめしますよ。(2012年05月13日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
西崎(いりざき)日本最西端の地
住所 :沖縄県八重山郡与那国町久部良
電話 :0980-87-2241(与那国町役場)
時間 :見学自由
入場料:無料
駐車場:無料(トイレあり)