京都祇園でひときわ目を引くお店、壹錢洋食。和服姿のマネキン、エロ絵馬、レトロおもちゃ。いったい何!? ザ・カオスなエンターテイメントを提供するお好み焼き屋さんです。
京都祗園でギラギラとしたオーラを放つ店
京都の中心地四条から祇園へ向かう途中にある壹錢洋食(いっせんようしょく)。人気のお店が立ち並ぶ通りの一角にとんでもないカオス空間が広がっています。ギラギラとしたオーラについ目が引き寄せられてしまいます。
マスコットキャラの壹銭喰太郎(いっせんくたろう)
入り口はどこもかしこも作りこまれたギャグがてんこ盛り。「歓迎赤穂浪士御一行様」「歓迎水戸黄門御一行様」の立て札の横では、おしり丸出しの少年おみやげの壹銭洋食を取られまいと犬から逃げています。彼の名は壹銭喰太郎(いっせんくたろう)。お店のマスコットキャラクタです。
粉物焼きの元祖の人気店
「お好み焼きの元祖」と書かれている通り、壹銭洋食は大正〜昭和のはじめから粉物焼き(お好み焼きの前身)の人気店として知られています。もともと子供のおやつとして一つ一銭で売っていたことが名前の由来だそうで。店頭で買って食べ歩きもできます。
店内にはマネキンの看板娘が常駐
入り口で圧倒されながらも中に入ろうとすると、着物を着たマネキンが「おこしやす」と頭を下げています。「藤原紀香」という名札をつけたお姉さん。実は彼女だけでなく、店内にも数名常駐のマネキン看板娘が座っています。
ちょ、ちょっと怖いかも……。
そう、こんなふうに。店の奥にぽつんと座っているマネキン。いったいなぜ? お一人様でもさびしくないようにというお店の方の心遣いだというのですが、ちょっと怖いかも……。
おもちゃ箱をひっくり返したような店内
店内はおもちゃ箱をひっくり返したような賑やかさ。壁にはエロ絵馬がびっしり。お面、千住札、レトロおもちゃがあっちにもこっちにも。これは料理が出てくるまでの間にお客様が退屈しないように置いてあるんですって。
黒木瞳お姉さんの隣で夕食
私が座ったのは「黒木瞳」お姉さんの隣。確かに寂しくはないのですが、少々落ち着かないかも……。壹銭洋食のメニューはお好み焼き一択なので、烏龍茶とお好み焼きを注文。
九条ねぎシャッキシャキの素朴な味
写真を撮っているとあっというまにホカホカのお好み焼きができあがりました。素朴で懐かしい味です。京都の九条ネギがシャッキシャキで歯ごたえがあります。チンコ、マンコなどシモ系ばかりのエロ絵馬をながめつつ舌鼓。
なんと宮内庁御用達!
ふと壁を見ると「宮内庁御用達 高円宮殿下御飲食」の文字。えっ、ま、まさか!? いいえ、これは正真正銘。本当にご来店されています。ちゃんと証拠写真もありますよ。殿下、結構シャレがお分かりになる方なんですね。(2015年10月31日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
壹銭洋食(いっせんようしょく)
住所 :京都府京都市東山区祇園町北側238
電話 :075-533-0001
休業日:年中無休
時間 :平日 11:00~(深夜)03:00 日曜・祝祭日 10:30~22:00
駐車場:なし
関連URL:京都祗園名物「壹錢洋食」 京風おやつ感覚で人気のお好み焼の元祖