大阪飛田新地の料亭・鯛よし百番は大正初期に遊郭として建てられました。外観も内装も当時のままの建築。大正建築の粋を集めた建築は文化庁から登録文化財の指定を受けています。
大正建築の遊郭を改装し料亭に
「遊郭(ゆうかく)だった料亭があるんです。オフ会会場としていかがでしょう?」幹事のかなゑさんの提案に私は飛びつきました。東京、沖縄に続いて「幻想画廊」で企画していた大阪オフ会。かなゑさんが珍しいお店を見つけて下さったのです。

路上での写真撮影には気をつけて
飛田遊郭は現在も存在しています。夜になるとあちこちの家に提灯が点って、美しいお姉さん(と年配の女性)が玄関先に座っているのが見えますが、決してジロジロと眺めてはいけません。このあたりは夜は女性一人では歩けないような場所です。かなゑさんからも「路上での写真撮影には気をつけてください」と言われていたので建物の外からは一枚だけ撮影しました。
お店の中に日光東照宮・陽明門!?
玄関から入ると左手には日光東照宮の陽明門。ミニ版ですが本場に負けず劣らずド派手。極彩色の模様に金箔の獅子が特徴的です。なぜ部屋の中に門が? こんなことで驚いていてはダメ。陽明門はほんのプロローグに過ぎません。
素晴らしいトイレは必見!
門の奥は応接間です。美しい天女が空を舞い、妙なる音楽を奏でている絵が。この天女に似た遊女もかつてここにいたのでしょうか。そうそう、このお店に行く人はぜひ一度はトイレ「清浄殿」へ。その豪華さに驚いてほしいので写真は載せないでおきますね。
当時そのままの風流な内装
ここは二階の階段部分。廊下は一階と違い青紫色の絨毯です。びっしりと描かれた極彩色の壁画に目を奪われます。ところどころボロボロにはげていますが、当時のままを残しているのだと思うとそれもまた良い味に感じます。
豪華なお部屋で宴会開始
あちこち写真を撮りまくってようやくオフ会開始。参加者は幹事のかなゑさん、Toratoraさん、chikakoさん、まえばしさん、ハヤマさん、Ponchanさん、ハーミットさん、キャメルさん、蒼月さん、ちゃっぷさん、そして私の計11人。
豪華絢爛な室内にため息
私たちの部屋もこれまた豪華絢爛で、みなさんため息をつくばかり。桃山造りの内装、金箔でキラキラした壁画、立派な床の間、職人芸の極みの欄間(らんま)。ゴージャス!
関西パワーに管理人たじたじ
恒例の自己紹介から始まりましたが、さすがみなさん関西系。数分後にはうち解けておしゃべりが弾みます。というか弾みすぎ。あまりのしゃべり力の高さに圧倒されっぱなしです。本当に初対面? ひょっとして私を除いてみなさん知り合いだって事はないですよね。
参加してくださってありがとうございました!
会も大いに盛り上がり、例によって時間も大幅に延びました。お料理は美味しい、お話は面白い、会場も一風変わったお店で大満足。本当に楽しかったです。幹事のかなゑさんはじめ、参加してくださったみなさんありがとうございました! (2006年01月07日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
鯛よし百番(たいよしひゃくばん)
住所 :大阪府大阪市西成区山王3-5-25
電話 :06-6632-0050
時間 :17:00~23:00
休業日:月曜日 (12月は営業)
駐車場:なし
関連URL:鯛よし百番 [食べログ]