神奈川県藤沢市の江ノ島の岩屋洞窟は昭和の香りが漂うレトロな観光スポットです。薄暗い洞窟を進んだ先にあるのは、蛍光ボールが浮かぶ池の中に立つ龍! RPG気分でレッツ洞窟探検。
サザンでもおなじみの江の島
神奈川県の江の島はサザンオールスターズの歌にも歌われる人気の観光地です。ガイドブックにもでかでかと載っていますね。私が訪れた時にも観光客のみなさんがたくさん訪れていました。
江戸時代からの人気観光地
江ノ島の洞窟は江戸時代の歌川広重の「江之嶋岩屋ノ口」という浮世絵のモチーフになっているぐらいですから、観光スポットとしての年期が違います。絵の中に洞窟見物に足を運ぶ老若男女の姿が描かれていますよね。昔から人気だったわけです。
人気観光地にも「珍」の味
でも有名観光地、人気観光地だからってそっぽを向くのは珍スポマニア失格ですぞ。そんな誰もが訪れる場所にも「珍」を見つけるのが醍醐味ってもんです。入洞料大人500円なりを支払っていざ出発!
ろうそくを手にいざ出発
入り口で手渡されるろうそくは細く、いかにも頼りなげ。でも懐中電灯を渡されるよりもずっとワクワク感が増します。おお、なんかRPGのダンジョン進んでるみたい。でも最初に目につく蛍光色のアクアオブジェになんとなく感じてはいけない予感を感じてしまいます。
平成5年にリニューアルオープン
岩屋洞窟は第一岩屋(152m)と第二岩屋(112m)から成ります。昭和46年(1971)以来ずっと閉鎖されていたのですが、平成5年(1993)にリニューアルオープンされました。
様々な伝説の残る岩屋洞窟
弘法大師が訪れたとき弁財天が降臨したとか、源頼朝が先勝祈願に訪れたとか様々な伝説が残されています。また田谷の洞窟の記事に読者の方からこんな情報を頂きました。
昔噂で田谷の洞窟と江の島の洞窟がつながっていると聞きました。何十年か前犯人が田谷の洞窟に逃げ込んで見つからなかった──という話をききましたけど、江の島に逃げたのか、洞窟のどこかで……。
雰囲気たっぷりの洞窟
そんな数々の伝説と相まって、かぼそいろうそくの光で眺める洞窟はゾクゾクするような不思議な雰囲気です。私が訪れたときは若いカップルが多かったのですが、照明も暗いしデートコースとしても人気なのかな。
ダンジョンの終わりに出現するのは……!?
突然稲光が! そこに現れたのは七色に光る宝石の中にたたずむラスボスの龍!
昔このあたりで悪行の限りをつくしていた龍がいて、その悪龍をいましめるため天女(弁財天)が現れて、龍に江の島を作らせたという伝説があります。このラスボスは悪龍の姿なのでしょうか。
うーん、なんともはや……
……うーん、一生懸命RPG的脳内変換をしてきたけど、正直なんともはや珍風味。でもフラッシュをたかなければぎりぎりRPG世界に浸れると思います。私は大好きだけどね、こういうの。(2009年03月01日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
江の島 岩屋洞窟(えのしま いわやどうくつ)
住所 :神奈川県藤沢市江の島
電話 :0466-22-4141(藤沢市観光協会)
時間 :09:00~18:00(※季節によって変動。要公式サイト確認)
休業日:年中無休(天候によって閉鎖もあり)
入洞料:大人500円
駐車場:有料(650台)