ゾウに乗ってトレッキング「ナムアン・サファリパーク」【タイ】

 

ナムアン・サファリパーク
タイのサムイ島には、ゾウに乗ってトレッキングする、エレファント・トレッキングができる場所が数箇所あります。ナムアン・サファリパークは空港から10分ほどの場所にあります。

タイで最も人気の観光地

ナムアン・サファリパーク
エレファントトレッキングは、サムイ島の観光地の中で最も人気のスポット。いわゆる珍スポットではないのですが、ゾウに乗るのは生まれて初めての管理人にとって非常に「珍」しい体験だったので記事にすることにしました。

昔は戦闘用の乗り物

ナムアン・サファリパーク
こちらはゾウの慰霊の祭壇。その昔、タイではゾウは王族が戦争の時に乗る乗り物でした。【タイ】テイクオフ/NNA.ASIAの記事によると、160年前には10万頭近くもいたそうですが、森林伐採により現在は2700頭ほどになってしまったそうです。

タイのシンボルとしてかわいがられる

ナムアン・サファリパーク
今ではゾウは戦車としてではなく、観光地の人気者として可愛がられています。どこのおみやげ屋さんに行ってもゾウのグッズでいっぱい。タイのシンボルなんですね。こちらは子供のゾウ。東屋で一人で遊んでいました。

ゾウに乗る方法

ナムアン・サファリパーク
タイのゾウの大きさは体高200〜320センチと言われています。こんな背の高いゾウにどうやって乗るのかなと思ったら、ゾウの背の高さに合わせたやぐらのような建物があり、そこに観光客が階段で上がっていくんですね。

ゾウの背中のベンチに乗る

ナムアン・サファリパーク
ゾウの背中にはしっかりとベンチがくくりつけられています。奥の席に座る時に、ゾウの背中を踏むことになるのですが、人間が乗っても全然平気な感じ。ゾウさんすみません、ちょっと失礼しますよ。

ゆっさゆっさと全身揺らされる

ナムアン・サファリパーク
ゾウが動き始めると、ベンチはかなり大きく揺れます。ベンチの手すりに片手でつかまりつつ、ゆっさゆっさと全身を揺らされながら写真を撮りました。すごい、ゾウの歩みが直接体に伝わってくる。機械じゃなくて、巨大な動物に乗ってるということ自体に感動します。

木々生い茂る道をゆっくり歩く

ナムアン・サファリパーク
私の後から出発した、外国人カップル。最初のうちはわあわあきゃあきゃあという声を上げていましたが、しばらくすると慣れてきたのか周りの景色を眺めたりして楽しんでいました。木々生い茂る道をゆっくりゆっくり歩いていきます。

丘も力強く登っていく

ナムアン・サファリパーク
ゾウの上から見る景色。遠くまで見渡せて気持ちのよい眺めです。高い木の枝がすぐ手の届く位置にあるのが不思議な感じ。なだらかな丘も力強い歩みでずんずんのぼっていきます。さっきまで降っていたスコールも止んで、日差しも輝いています。

足の裏でゾウに触ってみる

ナムアン・サファリパーク
私が前からやってみたかったのはゾウに直接触る事。以前読んだ唐沢商会の『物々冒険記×お怪物図鑑』に唐沢なをき氏がタイのゾウに乗った時に素足で触ってみたことが書かれていて興味が湧いたのです。

サンダルを脱いで、ゾウの背中に直接足の裏で触ってみました。固い皮膚に剛毛が生えていて、その下で筋肉がぐるぐる動いています。生きてる、巨大な、動物が、今、筋肉を、動かしてる! 感動した!

象使いのおじさんのプレゼント

ナムアン・サファリパーク
象使いのおじさんは、ゾウが動き始めてからしばらく下を向いて何やらなさっていました。いったい何をやっていたのかと言うと……長いヤシの葉を割いてこんな指輪を作ってくれていたのでした。なんとサイズもぴったり! この他にもネックレスも作ってプレゼントしてくれました。

様々なエレファントトレッキングツアー

ナムアン・サファリパーク
トレッキングは林の中をぐるりと歩く30分のコースから、ゾウのショーが見られるもの、丸一日かけて滝まで行くツアーなど様々な種類のものが用意されています。お決まりの有名観光地なんて……と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、きっと驚きの体験ができるはずですよ。(2013年04月27日訪問)【麻理】

参考文献

地図&情報

ナムアン・サファリパーク(Na Muang Safari Park)

住所 :404/23 M.1 T. Maret, Surat Thani 84310 Thailand

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