愛知県の延命山・大洞窟十界めぐりは300メートルの人工洞窟にありとあらゆる仏像・神像がぎっしり。男根系道祖神も地面からにょきにょき生えています。惜しまれつつ2015年に閉鎖。
閉鎖2ヶ月前の2014年07月に訪れた時の再訪レポートはこちらです。
いろんな種類の仏像、神像がぎっしり
愛知県・蒲郡の三谷温泉に入ると、山の上に大秘殿の文字。ただし「殿」の字がなくなっているのでご注意を。頂上までクルマを乗り入れると、これに間違いないとすぐ分かります。入り口からしてキテます。いろんな種類の仏像、神像がぎっしり置かれています。
日本一の磐鹿六雁命大画像
延命山大秘殿はお料理の神様の総本山。お料理の神様・磐鹿六雁命の壁画が展示されているのですが、これがなんと10メートル×8メートルの日本一でかい大画像。お料理が上達するかしら。
女性のためのありがたいチベット・ラマ秘仏
またチベット・ラマ教の秘仏がまつられているのは日本でここだけなのです。しかもこの秘仏の観音様、女人(おなご)の守護神として願いを叶えてくれるといいます。恋愛成就祈願のあなたは手を合わせておきましょう。
延長300メートルの人口地下洞窟
しかしこの延命山大秘殿の最もスゴイところは、延長300メートルという大洞窟十界めぐり。人工的な地下洞窟のあちこちに、あらゆる種類の仏像・神像が奉られています。しかしこれが恐怖の始まりでございました。
狭く、薄暗く、長い洞窟
この洞窟とにかく狭く、薄暗く、長い。うっかりすると頭を壁や天井に打ち付けてしまいます。見学者は例によって私だけ。地獄の様子を表現した像は血のりがべったりついているし、壁画に描かれた仏様は妙にリアルだし。どでかい男性器がぼこぼこ林立してたり。
恐怖の洞窟めぐりにガクブル
ここはメインの地下広場。仏様がどっさりおでましです。日本だけでなくアジアの仏像が混沌と並んでいます。中央になぜか長ーい男根。壁は女体が描かれた現代アート。な、なんだこのカオス空間は!
電気が消えて真っ暗!
狭くて暗い洞窟をたった一人で巡っているのが怖すぎる。途中写真撮るのを忘れたので引き返したのですが、電気が消えて真っ暗。手探りで進んで震えながら撮影しました。
本堂と珍品コレクション
本堂には仏様が極彩色で描かれた天井画。ここを抜けると、ご住職の趣味なのかよくわからないコレクションの数々が陳列ケースに並んでいます。日本人形が数体置かれていて何だろうと見てみると「髪の毛が長くなる人形」の文字。ひいいいい。
おばちゃまのもてなしにホッ
チケットを売っていたおばちゃまに抹茶とおかしをいただきました。おみやげに交通安全のおまもりまで。気さくな方で、寒さでなく恐怖で震えている私のためにストーブをつけてくださいました。「また遊びに来てね~!」という優しい言葉に心が温まりました。(2006年12月03日訪問)【麻理】
追記:2016年12月30日
2014年09に閉館した延命山大秘殿。その2ヶ月前に再訪した記事を書きました。
参考文献
地図&情報
延命山大聖寺大秘殿(えんめいざんだいせいじだいひでん)
2014年09月に閉鎖している施設です。ご注意ください。大変残念です。楽しい想い出をありがとうございました。住所 :
愛知県蒲郡市三谷町鳶欠14番地(三谷温泉)
電話 :0533-68-2130
入館料:大人1000円
時間 :09:00~17:00
駐車場:無料(10台)|