山深い岐阜県中濃部に念興寺というお寺があります。ここには昔から鬼の首が供養されていて、一般にも公開されているとのこと。早速美しい川と山に囲まれた和良町へでかけてみました。
天皇の命で討たれた鬼
鬼の首は、950年ごろに藤原高光(ふじわらたかみつ)が天皇の命令で、瓢ヶ岳(ふくべがたけ)で討伐したものであると伝えられています。その後、徳川綱吉の元禄時代(1688~1703年)に粥川太郎右衛門(かいがわたろえもん)という人物が念興寺へ供養のために奉納したそうです。
ショック、改修工事中
ああ、でもなんたることか! 私が訪れたときにちょうど本堂の改修工事が行われていて肝心の首を見ることができなかったのです。ここに来るまでの険しい道のりを思い出してクラクラいたしました。かなりショック。とぼとぼと引き返したのでありました。
はたして真相は?
ひょこんとツノが飛び出ていますね。人間のシャレコウベに職人が加工したものか、実際に角が生えた人だったのか、はたまた本当の鬼だったのか。次回訪れる時にはぜひこの目で見てみたいです。(2007年9月17日訪問)【麻理】
追記:2009年11月02日
和良観光協会ウェブサイト担当者様より、念興寺の鬼の首の動画をご紹介頂きました。情報ありがとうございました!
参考文献
地図&情報
念興寺(ねんこうじ)
住所 :岐阜県郡上市和良町沢897
電話 :0575-77-2125 ※鬼の首を拝観する場合は要予約
時間 :10:00~15:00
公開日:土日のみ公開
拝観料:250円
駐車場:無料(15台)