ラッセラー! 青森・ねぶたの里は365日毎日ねぶた祭を体験できる博物館。暗闇に浮かび上がるねぶたは幻想的で、迫力があります。残念ながら2013年に入場客の減少を理由に閉鎖。
広大な青森自然公園の中のねぶたの里
青森の観光スポットはどこも広くて驚きますが、ここはなんと13万坪もの青森自然公園の中にあります。やっぱり青森といえばねぶた。修学旅行生、観光客であふれかえっています。
ねぶたの語源は?
公式サイトによるとねぶたは農作業の妨げをする眠気を送り出す習俗「ねむりながし」が訛ったものなんだとか。方言の「ねぶたい(眠たい)」から、またはアイヌ語の「ネプターン(奇怪、不思議)」からという説もあります。確かに眠ってる場合じゃないほど勢いがありますもんね。
ねぶたってどうやって作るの?
ねぶたってどうやって作るんだろうという疑問にも答えてくれます。針金に和紙を貼って中にあかりを灯す工程が分かりやすく展示してありますよ。ほほー。こうなってるのね。立体的に作る技術がすごい。日本人の手先の器用さが発揮されています。
暗い館内に浮かび上がる巨大なねぶた
巨大倉庫のようなねぶた会館には、実際に祭りで使われた大型ねぶた8台、弘前ねぷた1台が展示されています。薄暗い館内に浮かび上がった巨大なねぶたの、そりゃあみごとなこと! 灯りに照らされた極彩色に見惚れます。
連日ねぶたショーもあり
連日ねぶたショーもありまして、ねぶた囃子の実演だけでなく、ねぶた引き体験・跳人(ハネト)体験もできるんですよ。ハネト体験に参加すると認定証ももらえるんですって。
ねぶた師は一年中ねぶたで頭がいっぱい
ねぶたの制作日数は3ヶ月かかると言われていますが、実際には祭りが終わった次の日から来年の構想を練り、その年の終わりには制作を開始、祭りのギリギリにできあがるそうです。だからねぶたに関わっている人は1年中ねぶたのことで頭がいっぱい。
祭りが終わると解体されてしまうねぶた
幅9m・奥行き7m・高さ5m・重さ4トン。弘前のものは扇型です。弘前はねぶたではなくてねぷたなんですね。祭りが終わるとほとんどのものが解体されてしまうそうです。もったいなーい。でもそのはかなさと潔さを尊ぶのが日本人の祭り気質なんでしょうね。
ねぶたの里も「珍」からはのがれられない
と、真面目に観光案内をしてきましたが、ここにもしっかり珍なるものが。それは恒例・顔出し看板&マネキン。ハネトの格好をしているんですが、ねぶたが壮麗なだけに、ショボさ爆発。しかもそっぽを向いているマネキンの両手首がなく猟奇ムードたっぷりです。
おみやげもぜひゲットしよう
おみやげコーナもいわゆるいやげもの……ノリで買ってしまったはいいけれど、もらった人はどうすりゃいいの的・脱力おみやげが満載。家に帰ってからもねぶた気分を盛り上げるためにゲットしましょう。(2006年06月05日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
ねぶたの里
2013年12月9日に入場客の減少を理由に閉鎖された施設です。ご注意ください。大変残念です。楽しい想い出をありがとうございました。(2013年12月9日閉鎖)住所 :
青森市横内字八重菊1
電話 :017-738-1230
入館料:560円(4月〜11月) 420円(12月〜3月)
休館日:12月1日~1月14日、3月1日~3月31日
時間 :09:00~17:30
駐車場:無料(300台)