(閉鎖)石と廃材のジャンクアーティスト「喫茶五重塔」【岐阜】

喫茶 五重塔
岐阜県の風光明媚なワインディングロードに突如出現する五重塔。石のオブジェ、ペインティングされたガレージが目を惹きますが実は喫茶店。その名も喫茶五重塔。残念ながら閉店。

現在ご夫妻がお亡くなりになり、閉鎖している施設です。ご注意ください。大変残念です。楽しい想い出をありがとうございました。
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喫茶五重塔オーナー・早川清氏

喫茶 五重塔
喫茶五重塔のオーナーは早川清さん。この五重塔もオブジェも全て早川さんの自作です。清さんご本人はいらっしゃらなかったのですが、奥様にお話を伺うことができました。

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石や廃材を利用して喫茶店に

喫茶 五重塔
奥様によると、清さんは今年(2007年)で御歳83歳か84歳(アバウト)。鉄工所の経営が本業ですが、あちこちで拾った石や廃材を利用してオブジェを作っているうちに、こんな不思議な喫茶店になってしまったとか。仏像なんだか妖怪なんだかよく分からない石像がゴロゴロしてます。

テレビ・ラジオ・雑誌の取材で有名に

喫茶 五重塔
オブジェ作りはこの道30年。テレビやラジオ、雑誌の取材もわんさか来て清さんは一躍有名に。喫茶店の壁にも取材の様子写した写真や切り抜きが貼ってありました。

典型的オヤジ系珍スポット

喫茶 五重塔
いわゆる典型的なオヤジ系珍スポット。この手のオーナーのご家族はかなり困っていることが多いのですが、奥様は「取材やら、テレビを見たお客さんやらが全国からたくさん来て賑やか。退屈しないですよ」とニコニコ。

奥様のニコニコ顔にホッ

喫茶 五重塔
以前三重県の縄文人・三四造さんをたずねたとき、奥さんは呆れて一度も博物館に足を踏み入れたことがないとおっしゃっていたんですよね。奥様の賛同が得られているのにホッとしました。たくさんの石像を作り続けてきた清さんですが、最近は電気仕掛けのオブジェ作りに凝っているそうです。

突然縄文人になってしまった山崎三四造氏「縄文博物館」【三重】
昭和6年生まれの山崎三四造さん。通称・縄文さん。会社員をしていた三四造さんは、55歳になったある日突然、縄文人になってしまったのです。三重の縄文博物館で三四造さんとお会いしました。

ダンシン♪ ダンシン♪

電気あんま機を利用して作ったというこの作品。ガゴガゴという音と共にマンボに乗って、ディズニー映画『バグズ・ライフ』の主人公フリックが「ダンシン♪ ダンシン♪」と踊ります。マシンの上にはにこやかに「おひけぇなすって」ポーズを取るお兄さん。……うーむ、シュール。

ユーモアセンスと愛情に心あたたまる

喫茶 五重塔
でもずっと眺めてるとじわじわおかしさがこみ上げてきますね。自分自身の制作中の姿まで石の彫刻にしてしまう清さんのユーモアセンス。そして御主人を笑顔で支える奥様の愛情に心あたたまる思いがいたします。

二階部分にもギャラリーが

喫茶 五重塔
五重塔の二階部分はギャラリーになっているのですが、足場が悪くなっているとかで入り口がふさいでありました。残念。再び外に出て石像やオブジェを鑑賞。個性的な作品群にただただ圧倒されます。こちらの像は戦争の特攻隊で亡くなったという清さんのお兄さんの石像だそうですよ。

メニューはコーヒーのみ

喫茶 五重塔
喫茶店と聞いていたので、ここでお昼を取りながらお話を聴こうと思ったんですが、メニューはコーヒーしかありません。でもおつまみにたくさんお菓子を出して下さったのでお腹一杯に。ホントに1杯分のお値段で良かったのかなと恐縮しつつ五重塔を後にしました。(2007年10月21日訪問)【麻理】

参考文献

地図&情報

喫茶 五重塔(きっさごじゅうのとう)

現在ご夫妻がお亡くなりになり、閉鎖している施設です。ご注意ください。大変残念です。楽しい想い出をありがとうございました。

住所 :岐阜県下呂市小坂町落合
時間 :06:00~16:00
休業日:不定休
関連URL:鉄クズ建築&石ころアートの楽園「喫茶 五重塔」

※情報修正2018年05月