今月は「新潟県特集」です。火・木の夜7時に更新します。

世界最大級!102トンの巨大ヒスイを発見「翡翠ふるさと館(ひすいふるさとかん)」【新潟】

翡翠ふるさと館
新潟県の親不知海岸周辺から青海川上流にかけての地域は実はヒスイの原産地です。翡翠ふるさと館では、翡翠の展示や翡翠にまつわる伝説についての解説のほか、重さ102トンという巨大なヒスイ原石が展示されています。

なんでみんな下むいて歩いてるの?

翡翠ふるさと館
前回の記事でご紹介しました親不知海岸。おだやかな天気の休日だったこともあってたくさんの人で賑わっていたのですが、妙に皆さん下を向いて波打ち際を歩いているんですよ。中には小石をかき分けて熱心に何やら探している人も。

親も子もない命がけの難所「親不知海岸(おやしらずかいがん)」【新潟】
本日から新潟県特集が始まります。最初は新潟県糸魚川市の西端に連なる親不知(おやしらず)です。15kmも続く断崖絶壁は、昔から「天下の険」と呼ばれるほどの交通の難所でした。その名前の由来にも迫ります。

ヒスイゲットで一攫千金!

翡翠ふるさと館
糸魚川市は昔からヒスイの産地として知られてきました。大きさや質、色によってヒスイの価値は変わりますが、最高級品の琅玕(ろうかん)と呼ばれるヒスイの場合、1カラットで数百万円もの値がつくんだとか。運がよいとヒスイの原石を拾うことができるというので、観光客の皆さんは熱心にトレジャーハンティングをしていたんですね。

ピアパーク敷地内にある翡翠ふるさと館

翡翠ふるさと館
親不知海岸にある道の駅・ピアパーク内に翡翠ふるさと館(ひすいふるさとかん)という博物館がありました。探訪予定にはありませんでしたが、こういう偶然の出会いが珍スポットめぐりの醍醐味でもありますから中に入ってみることにしました。

古代の奴奈川姫(ぬなかわひめ)伝説

翡翠ふるさと館
展示の半分ほどは古事記に登場する奴奈川姫(ぬなかわひめ)に関する解説です。彼女はヒスイを用いて祭祀を行った高志の国(新潟の南西部)の一部を治めた女王です。大国主命(おおくにぬしのみこと)と結ばれて建建御名方命(たけみなかたのみこと)を産んだとも言われています。

新潟にある奴奈川姫ゆかりの地

翡翠ふるさと館
糸魚川市にはここだけでなく奴奈川姫にまつわる伝承の地が各地に存在します。奴奈川姫が機(はた)を織って布を洗ったという布川(ぬのかわ)や奴奈川姫が住んでいたとされる青海町の鍾乳洞・福来口など。奴奈川姫は地元の人に慕われているお姫様なんですね。

古代より新潟はヒスイで栄えていた?

翡翠ふるさと館
実際に奴奈川姫が存在していたのかどうかははっきりとした証拠がないのですが、ヒスイの文化がこの地に根付いているのは確かなことです。ひょっとすると大国主大神がいた出雲の国(山陰地方)と交易があったのかもしれませんし、ヒスイ加工の技術が発達していたことで古代には栄えていたのかもしれません。

館内は広すぎてややスカスカ状態です

翡翠ふるさと館
まあ、ただですね。ヒスイという1テーマの展示だけでこの広い館内を埋め尽くすのは非常に苦労しただろうなとうかがえる雰囲気でした。展示品一つ一つの間隔が広くとってありまして、どうしてもスカスカな感じが出てしまっています。ちょっともったいない。

一番の目玉は「世界最大級のヒスイ原石」

翡翠ふるさと館
翡翠ふるさと館の一番の目玉は「世界最大級のヒスイ原石」です。その重さは102トンもあり、SNS映えスポットとなっています。私も例のポーズを取って写真を撮りましたよ。橋立ヒスイ峡から特殊車両で海岸まで運搬し、日本海を船で運んで設置したそうです。なんかものすごいパワーストーン的ご利益がありそうです。

2016年にミャンマーの原石に追い抜かれてしまいました

翡翠ふるさと館
ただし「世界最大」というのがミソで、発見された当時には世界最大のヒスイ原石として知られていたのですが、2016年にミャンマーのパーカンにおいて大きさ5.8m重さ170トンのヒスイが発見されました。残念、追い抜かれた! でも世界にはさらに大きなヒスイが地中で眠っているのかもしれませんね。(2019年05月03日訪問)【麻理】

全長5.8メートル、ミャンマーで巨大なヒスイの原石発見
【10月20日 AFP】ミャンマー北部のカチン(Kachin)州パーカン(Hpakant)で先週、同国で過去最大で高品質のヒスイの原石が発見された。

参考文献

地図&情報

翡翠ふるさと館(ひすいふるさとかん)

住所 :新潟県糸魚川市大字外波903-1
電話 :025-561-7288
休業日:年中無休
時間 :09:30~19:00(冬期間変更あり)
入場料:無料
駐車場:412台
関連URL:翡翠ふるさと館

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