観光客が「沖縄に来た!」と実感するのはシーサーを見た時ではないでしょうか。沖縄県石垣市の新栄公園の公園のシーサーは一風変わっていて、ファイティングポーズを取っていますよ。
石垣市民の憩いの場
石垣市街の中心にある新栄公園(しんえいこうえん)。広々としたグランドが広がる、石垣市民憩いの場です。近くには石垣市役所、市民会館、図書館があります。毎年オリオンビールのビアフェスタや、石垣島祭りも開催されています。
具志堅用高さんと関係ある?
これまでも宮古島のシーサーモニュメント、沖縄本島のシーサー滑り台などを見てきましたが、どちらも四足をついたオーソドックスなポーズのシーサーでした。でも新栄公園のシーサーは妙なポーズをしているんです。拳をかためて、脇をしめたファイティングポーズ。
これはひょっとして石垣市出身の元ボクサー・具志堅用高さんをリスペクトしてるのかしら?
別名はシーサー公園
おしりの方には階段とトンネルがあります。このモニュメントは子供用の滑り台でもあるのです。新栄公園は地元の方にはシーサー公園と呼ばれているのですが、このシーサー滑り台があるからなんですね。
大人にはちょっとキツイかも
シーサー滑り台は小さい子向けの遊具なので大人の私には相当きゅうくつ。でも頑張って中に入ってみました。
ここにも落書きが……。
他のシーサーモニュメントと同じく、内部には落書き。ホントはこういうの書いてほしくないんだけどなあ……。明らかに子供のものじゃない字とかあるし……。
握りこぶしに注目
さてなぜシーサーがファイティングポーズを取っているかの答えです。シーサーの握りこぶしをよく見てみましょう。すると小指の付け根の部分に滑車がついているのがご覧いただけますでしょうか。
大きいシーサーと小さいシーサー
実はシーサー滑り台は新栄公園に2つあるのです。これが2つ目のシーサー。さきほどのシーサーよりもちょっと小さめ。踏ん張った足は滑り台になっています。このシーサーも手を握ったポーズ。
昔はワイヤーが張ってあったみたい
実はこの2匹は向かい合っていて、本来写真の赤線のようにワイヤーが張ってあったんですね。大きいシーサーから小さいシーサーへ向かって、滑車にぶら下がって遊ぶことができたみたい。今はワイヤーがなくなっているので、二匹のシーサーがボクシングの試合で対戦しているように見えてしまうのです。
他の公園とは一味違うシーサー滑り台
子供が喜びそうな遊具なのに、どうしてやめちゃったのかしら。シーサーの色もあせてしまっているから、老朽化で危険遊具になってしまったのかもしれませんね。他の公園のシーサーとは一味違う、個性的なシーサーモニュメントでした。(2012年05月12日訪問)【麻理】
追記:2014年08月16日
ツイッター情報で、2013年の夏に新栄公園のシーサー像が老朽化により解体・撤去されていることを知りました。現在はカラフルなアスレチック遊具が設置されています。また新しい健康器具も置かれ、子供からお年寄りまで楽しめる公園に生まれ変わったそうです。詳細は以下のブログ、サイト様を御覧ください。
遊びに行こう!新栄公園の遊具が新しく!!: 石垣島なんでも図鑑
参考文献
地図&情報
新栄公園(しんえいこうえん)
新栄公園自体は存在していますが、シーサー像は撤去されました。ご注意ください。大変残念です。楽しい想い出をありがとうございました。住所 :沖縄県石垣市新栄町4
電話 :0980-82-9911(石垣市役所)
時間 :自由
入場料:無料
駐車場:無料