埋没林とは地中に埋もれ朽ちずに残っている樹木。青森の埋没林は世界最大級の規模と聞いていたのですが、地質学素人の私にはどれなのかよく分からず、ただ美しい海を堪能するのみに。
世界最大級の最終氷期埋没林
日本海に面した出来島海岸。2万5千年前、このあたりのエゾマツ・アカマツなどが氷河期後期の環境変化によって水没しました。数千本の針葉樹の化石が1キロに渡って続くという世界最大級の最終氷期埋没林です。根が腐らなかったのは、根の水分により真空パックのようになっていたためなんですって。
えーっと、どこに埋没林があるのかな?
でも海岸に出てみてもそれらしいものが見あたりません。よーく海岸の岩肌を探してみると、スクラップされた木の枝のようなものが挟まっているのが見つかりました。こ、これが埋没林? これが?
イメージとかなり違う……
うう。正直言ってかなりガックシ。富山県の魚津埋没林博物館で見た根がのたうちまわっているのイメージを持っていたので、あまりのあっけなさにボーゼンです。

学術的には素晴らしいものの珍スポットではあらず
もちろん学術的には貴重で素晴らしいものなんですよ。そして夕暮れ時の出来島海岸もとても美しかった。しかしながら珍スポットじゃなかったです。完全に私のリサーチミスです。今回は全く盛り上がりもオチもないレポートで申し訳ない。(2006年06月03日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
最終氷期埋没林(さいしゅうひょうきまいぼつりん)
住所 :青森県つがる市木造出来島地内(出来島海岸)
電話 :0173-42-2111(つがる市役所商工観光課)
入場料:無料
時間 :見学自由
駐車場:無料(10台)