さすってまたいで参拝! トイレと下半身の神様「明徳寺」【静岡】

明徳寺
シモのお世話にはなりたくない、下半身にはいつまでも元気でいてほしいと願うもの。そんなときにお参りしたいのが静岡県伊豆の明徳寺。ここはトイレの神様を奉ってあるんですよ。

東司の守護神・烏枢沙摩明王

明徳寺
明徳寺(みょうとくじ)のパンフレットによると、元もとはインドの火の神が密教に取り入れられ、東司(便所)の守護神・烏枢沙摩(うすさま)明王になったそうです。不浄のものを浄化して清める力があり、トイレだけでなく下半身にも御利益があります。噂ではトイレメーカのTOTOも団体さんでお参りに来るんですって。さて石段を上ってみましょう。

豚汁とおにぎりをごちそうに

明徳寺
境内でおばちゃんが「ぜひ食べてって~」と声をかけてくれました。見ると美味しそうな豚汁がぐつぐつ煮えています。ちょうどお腹も空いてきたので、豚汁とおにぎりをごちそうになりました。満腹。

おさすりとおまたぎ

明徳寺
こちらは「おさすり おまたぎ」という看板。紛らわしいのですが、本当に用を足せるお手洗いはその隣です。

ずらりと並んだ……

明徳寺
薄暗い室内に入ると、ずらりと並んでますよ。珍スポットにはつきものの、大小様々な木製・石製男根が。上の方にお奉りされているのがトイレの神様・烏枢沙摩(うすさま)明王です。

おさすりで下半身健康祈願

明徳寺
そしてこれが男子の願いを聞き届けてくれるという男根。おさすりすれば、下半身が怪我・病気をせずいつまでも健やかにいられるといいます。私もすりすりしてみました。

いかにも和式トイレのおまたぎ

明徳寺
こっちはおまたぎ。地面に和式トイレのようなものが。これをまたいでお参りすると、下の世話にならないとの事。おさい銭が入っていましたので、私もまたぎつつチャリン。だけど神様をまたいでお参りなんてかなり無礼で申し訳ない気もしますね。

おみやげ屋さんのパンツ

明徳寺
お堂の隣にはお札やお守り、おみやげを売っています。私もトイレに貼るお札を一枚買いました。ここが変わっているのはお守りだけじゃなくパンツを売っていることなんです。ちゃんと本堂で祈祷をした霊験あらたかなパンツですぞ。

女子用パンツには「ズロース」の張り紙

明徳寺
男子用はトランクスやブリーフなどあるんですが、女子用はいかにもズロースというピンクやベージュのデカパンばかりです。ちょっとなあ……。でもTバックとか売ってても買う人いないだろうしね。

樹齢600年の巨木・応永のイヌマキ

明徳寺
お寺の石段には応永の槇(マキ)という巨大なイヌマキが。推定樹齢はおよそ600年。調査した環境庁自然公園指導員による巨木ランキングでは、全国第2位に相当するんだとか。このイヌマキは応永29年(1422)に古本尊聖観世音像の修理をした記念に植えられました。明徳寺は由緒あるお寺なんですね。あなどれません。(2006年01月29日訪問)【麻理】

参考文献

地図&情報

明徳寺(みょうとくじ)

住所 :静岡県伊豆市市山234-1
電話 :0558-85-0144
駐車場:無料(10台)

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