
岐阜県恵那市にある日本大正村は町そのものを大正時代にしたユニークな自治体です。クラシカルな建物が立ち並ぶ通りを歩けば、あなたも大正時代のモボ・モガになれる……かも?
明治村・大正村・昭和村

以前岐阜県美濃加茂市の日本昭和村をご紹介しました。今回は同じく岐阜県恵那市にある日本大正村です。ちなみに明治村は愛知県犬山市。この3村は名称が似ていますが、直接の関連はありません。でも「三村物語」というツアーが組まれたりしていますので、全くの無関係という訳でもなさそう。


大正村は旧明智町の町全体の総称

大正村が、昭和村・明治村と違っているところは、特定のテーマパークではなく「旧明智町の町全体の総称」だという点。銀行・郵便局・駅などは大正時代そのままの建築ですが、見た目だけでなく、銀行・郵便局はちゃんと業務が行われているし、駅には電車も停まります。
町そのものが大正時代になっている

大正路地には米蔵や呉服屋の蔵が並びます。黒と白のコントラストが美しいですね。映画のロケ地としても使えそう。例えば金田一耕助シリーズとかね。
レトロな建物の横に真っ赤な自販機

ただし全ての建物が大正時代ではありません。ごく普通の町にレトロな建物がちらほらあるって感じ。レトロな駅舎に真っ赤なコカコーラの自販機が置かれているという、足並みのそろってなさが惜しい。
残念、大正気分が冷めてしまう

カラフルな自販機や普通の商店・住宅とレトロな建物が混在しているので、せっかくの大正気分が冷めてしまいます。衣装の貸し出しもあるんですが、ジャージ姿だったりする一般住民に混ざって、はいからさんルックで歩くのは勇気がいるかも。
すべての建物が大正時代だと良かったかも

住民一体となって何から何まで全て大正風、まるで100年弱タイムスリップしてしまったかと錯覚するような徹底ぶりだと、世界的に有名な観光地になったかもしれません。アーミッシュの村みたいに。でもまあ難しいよなあ。
二代目村長の司葉子さん

日本昭和村の村長は中村玉緒さんでしたが、日本大正村の村長さんは司葉子さん。司さんは2代目村長で、初代は故・高峰三枝子さん。ピンクのふりふりドレスに身を包んだお美しい写真があちこちに飾られています。
大正ロマン館のドレスや蝋人形

村長の就任式にお召しになったドレスは大正ロマン館に展示してあります。ここは高峰三枝子さんの蝋人形やゴージャスドレスなど見どころいっぱい。
あはれかな、福ちゃんタヌキ

ロビーにある幸福を招く白狸・福ちゃん。
平成17年1月15日明智町馬木の三宅家の庭に東野空に向かって白い狸が静かに眠っていました。それがこの福ちゃんです
……。……。そのまま静かに眠らせといてあげてよー。
大正時代って似てませんか?

個人的には大正時代の風俗に興味があるので楽しめました。大正時代には「からりと乾いた絶望」を感じます。エロ・グロ・ナンセンス。享楽、猟奇、退廃。悪夢の前の一瞬の平和。華やかだけれどけだるく寂しい時代。なんだか平成の世の中に似てる気がするんですよね。(2007年11月18日訪問)【麻理】
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参考文献
地図&情報
日本大正村(にほんたいしょうむら)
住所 :岐阜県恵那市1844-3
電話 :0573-54-3944
時間 :09:00~17:00(12月15日~2月末日は10:00〜16:00)
休館日:年末年始
入村料:大人500円(4館共通券)
駐車場:無料
関連URL:日本大正村



