おっぱい絵馬がいっぱい! ここは岡山県の軽部(かるべ)神社です。またの名を乳神様。そう、おっぱいに関する神社なのです。いろんなおっぱい絵馬が奉納されているんですよ。
おっぱいのお寺は愛知県にも
「ん? おっぱい関連の記事見たことあるぞ」というあなた、実に記憶力が良いですね。愛知県の龍音寺・間々観音(ままかんのん)もおっぱいに関するスポットでした。あっちはお寺で、ここは神社。おっぱいに関する願いは女性(男性も?)共通なのですから、全国あちこちにあってもおかしくはありません。
切実な祈りが込められた場所
もちろんふざけた場所ではありませんよ。「赤ちゃんにたくさんおっぱいがあげられますように」「おっぱいの病気が治りますように」と切実に願いを込めてお祈りする神社です。
のんびりした田舎の神社
辺りは田んぼと山と川。心和む自然がいっぱい。鳥居をくぐって石段を上ってみましょう。木々が生い茂っていて、いかにも「のんびりした田舎の神社」といった風景。ステキです。
地元の方に大切にされている様子
こちらはお堂。古びた風情ですが掃除が行き届いている感じなので、きっとこのあたりの住民の方々にも大切にされているのでしょうね。
手作りの味があるおっぱい
おっぱいの絵馬は布に綿をつめて縫い縮めて作られたものが多いです。いわゆる、ぬいぐるみみたいなものですね。紙粘土で作られたおっぱいもありました。大きいおっぱい、小さいおっぱい。手作りの味があります。
病気の方が癒えますように
赤ちゃんを思うお母さんの絵馬は思わず笑みがこぼれますが、病気の方の絵馬を見ると「どうかこの人の病が癒えますように」と手を合わせずにいられません。間々観音と比べると軽部神社はひっそりしている分、より真摯な気持ちなります。
巨木・垂乳根の桜
境内に途中から切られて根だけがのこっている桜があります。これは「垂乳根の桜(たらちねのさくら)」という大木です。昭和15年ごろ枯死したそうです。花が咲いていた時はさぞ見事だったでしょうね。
神社の入り口のたらちね橋
帰り道にふと橋を見てみるとたらちねばしと書かれていました。たらちねは「垂乳根」と書くことから、一般には「垂れたおっぱいのこと」と解釈されることが多いようですね。
男子のあなたも満ち足りる
しかし「たらち」は「満ち足りた」という意味の言葉で、必ずしもお母さんだけを差すのではなく「お父さん・両親」という意味もあります。だから男子諸君もお参りに行って全然ダイジョーブ! 美しい自然にも満ち足りた気持ちになりますよ。(2008年05月04日訪問)【麻理】
追記
軽部神社絵馬奉納キットが発売されたそうだ(軽部神社絵馬奉納キット)。ご祈念済み「ストラップ御守り」付で税込み2000円! 手作りに自信のないあなたもこれで安心☆
参考文献
地図&情報
乳神様(ちちがみさま)・軽部神社(かるべじんじゃ)
住所 :岡山県総社市清音軽部
電話 :0866-92-8277(総社市商工観光課 観光プロジェクト係)
休業日:年中無休
拝観料:無料
駐車場:なし
関連URL:軽部神社