高知市の地球33番地は東経133度33分33秒、北緯33度33分33秒のポイント。度、分、秒に数字の3が12個も並ぶとても珍しい場所なんですよ。ぞろ目好きのあなたにオススメ。
東経133度33分33秒、北緯33度33分33秒
ぞろ目、キリ番──あなたも好きじゃないですか? お店のお会計が11111円とか、パッと時計を見て12時34分56秒だったり、クルマの走行距離 が55555キロと気づいたりすると、なんかラッキーっぽい感じ。最近めっきり聞かなくなりましたが、昔はみんなホームページのキリ番ゲットとかやってたんですよね。
緯度・経度の度、分、秒に同じ数字が並ぶ場所
でもぞろ目やキリ番の場所って結構あるんじゃない?という方もいらっしゃるでしょう。以前西表島の子午線ふれあいの館をレポしましたが、そこは子午線123°45’6,789″という場所でしたし。

しかし! 地球33番地のように緯度・経度の度、分、秒に同じ数字が12個並ぶ地点は21ヶ所あるらしいのですが、そのほとんどは海の上で、陸上にあるのは世界にわずか9ヶ所なのです。
高知の地球33番地は貴重なスポット
9ヶ所の内訳はアフリカ4、ロシア2、インドネシア1、オーストラリア1、そしてこの高知の地球33番地。しかし高知以外は砂漠や森林、山、農村地帯でたどり着くのが難しそうな場所です。海外ですしね。だから割と気軽に訪れることができるのは、市街地にある唯一この地球33番地のみってわけ。貴重なだけに幸運度も増すような気がします。
高知ロータリークラブによるモニュメント
地球33番地にはモニュメントが建っていますが、これは昭和37年に高知ロータリークラブが設立したもの。石碑にかすかにロータリークラブという文字が見えます。
この珍しい場所を町おこしにしようとしたのかと思いきや台風がその理由。高知はよく台風が上陸していたため、県民が東経・北緯という言葉に慣れ親しんで災害時に位置確認しやすいようにという思いがあったようです。
がーん! 間違えた!
けれどもなんたることか! ワタクシ大変重大な間違いを犯してしまいました。実はこのモニュメントの場所、東経133度33分33秒、北緯33度33分33秒ではなかったのです!
帰って調べ物をして気がつきました。ここから少し離れたところの川の中に桟橋があり、そちらが本当の地球33番地だったのでした。
さらに現在は位置がずれています
ちゃんと案内板にも書いてあるというのに……。そしてさらに近年、緯度経度の基準が日本測地系から世界測地系に変わったことにより、東経133度33分33秒、北緯33度33分33秒ポイントはさらに400mほど東南に離れた場所に移動しているそうです。なんだかもうぐだぐだのレポートです……。
皆さんは間違えないでね
ううう、五十嵐麻理不覚を取りました。大変ショックであります。到着した時点で真っ暗だったため、川のモニュメントに気がつかなかったんですよ。ポーズまで取って写真撮影してアホですなー。みんなは間違えたりしないよーにねっ☆
ゾロ目やキリ番って世界的にもありがたいもの?
ところでこういう数字にこだわるのって日本独特なのかな? 英語だと1が並ぶと「snake eyes」って言ったりするけど、日本人ほどありがたがったりしないような。でもコンビニのおつりが777円だったりすると心の中でガッツポーズしてしまうワタクシであります。(2009年05月03日訪問)【麻理】
参考文献
地図&情報
地球33番地(ちきゅうさんじゅうさんばんち)
住所 :高知県高知市弥生町 江ノ口川
電話 :088-823-1434(高知県観光コンベンション協会)
時間 :見学自由
入場料:無料
駐車場:なし