モッフモフのコケに覆われた不動明王「水掛不動・法善寺」【大阪】

水掛不動
大阪市の法善寺は多くの参拝者が訪れる有名スポット。全身真緑、モッフモフのコケに覆われた不動明王像で知られています。お水をかけると病気が治癒したり願いが叶うご利益があります。

人通りの多い商店街に

水掛不動
その不動明王の名は水掛不動(みずかけふどう)。お水を不動明王像にかけることによって願いを叶えてくださるそうですよ。法善寺横丁という人通りの多い商店街にあるんです。この看板が目印。地元民じゃないとちょっとわかりにくいかも。

病気治癒や恋愛成就に

水掛不動
どんな願いにも御利益があると言うことですが、とりわけ病気治癒(病気を治して欲しい場所に水を掛ける)、恋愛成就(水からの連想の水商売や二人の童子を男女に見立てて)効くそうです。

不動明王になぜ水?

水掛不動
でも不思議なのは不動明王に対して「水」の組み合わせ。不動明王はご存じ密教の仏さんですが、背中に火炎(火の鳥)を背負っていますよね。炎で煩悩を焼き尽くしたり、火のような激しい力で衆生を救おうとしているなどいろんな意味があります。

法力に水を差したりしないのかな?

水掛不動
水をかけたりしたら、燃えるような力に「水を差す」なんてことにならないのかしら。なーんてね。でも水を掛けて祈るお不動さんは全国各地にあります。「水を掛ける」と「願を掛ける」つながりかな? で、その水掛不動はこちら! モコモコしてますね。

全身コケだらけでモッフモフ

水掛不動
あまりに長い間水を掛けられつづけ、表面全体をびっしり緑色のコケが覆っているのです。昔愛知万博のキャラクターだったモリゾーみたいですね。顔にもモフモフのコケがついています。いったいもともとはどのようなお顔だったんでしょうね。

こらー、この罰当たりもんが!

水掛不動
2008年06月03日に不動明王像の前にある制多迦童子の石像が3つに割られるという事件がありました。中には像のコケを持ち帰ろうとする人もいるんだとか。確かにフワフワのコケに触りたくなる気持ちも分かるけど、そんなことしたら罰あたりますよー!(2008年08月14日訪問)【麻理】

参考文献

地図&情報

水掛不動(みずかけふどう)・法善寺(ほうぜんじ)

住所 :大阪府大阪市中央区難波1-2-16
電話 :06-6211-4152
時間 :参拝自由
拝観料:無料
駐車場:なし

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